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ソーシャルネットワーキングサービスとは

ソーシャルネットワーキングサービスとは

ソーシャルネットワーキングサービス( Social Networking Service )、SNSと書いた方がピンとくる方が多いかもしれませんね。

Facebook、Twitter、LINE など、はやりのインターネット上のサービスが SNS と呼ばれていますが、どのようなサービスを SNS と呼ぶのかあらためて考えてみたいと思います。

まずは SNS ってどういう意味なのってところから。Social Networking Service の略ですから、直訳すると、「社会的な相互結合サービス」のような感じでしょうか。

単語の意味にとらわれずに解釈してみると、「コンピューターネットワークを使い、社会的な交流を行うサービス」みなたいな感じでしょうかね。余計な翻訳をせずにこっちを最初から書けばよかったような。いずれにせよ LINE などは非常に多くの人たちが使っているのでイメージがすぐに湧くことでしょう。

この今流行りの SNS ですが、 mixi など、けっこう古くから似たようなサービスはありました。インターネット登場前のパソコン通信の時代に行われていた掲示板サービスもSNSの一種です。

栄枯盛衰、諸行無常、全ては変化の中にある。現れては消え、消えては現れ。輪廻転生、この世はうたかた・・筆者の個人的な考えでは、人は人とのつながりを本能的に求める。手紙であれ、インターネットであれ、つながる事ができるなら、つないでワイワイやりはじめるものである、と。そして、沢山つながればつながるほどその本能的な欲求を満足させるのである。

このつながればつながるほど人を満足させるという特徴が、巨大な SNS を出現させた原因になっている。沢山の人がつながっているからこそ、自分もつなぎたくなる。小さな SNS は、大きな SNS にユーザーが奪われていく。大きな SNS はブラックホールかよ!って感じで、ユーザーを吸い寄せる。このようなループの果てに、FaceBook や Twitter が君臨しているのでしょう。

SNS が現れては消え、消えては現れを繰り返す理由も人間の持つ性質からでは。子供たちは大人が大手を振って闊歩する場所では自由に振舞えない。子供たちには子供たちの居場所が必要。そんな彼ら彼女らは、最大手の SNS をメインの居場所とはしにくいし、求めているつながりの規模も自分たちの年代とその上下数年程度あれば十分楽しめる。そして、都合の良い事にインターネットの世界では、SNS の覇権を目指して新しいサービスが次々と生まれている。自分たちが使いやすく、大人たちがまだ気づいていないサービスに居場所を作るのはかなり簡単になっているはず。

Yahoo掲示板が終了を迎え、2ch(5ch)が高齢化している。若者は FaceBook をメインの居場所とはしていない、などなど、人々のつながり方は延々と置き換えられていくのでしょう。SNS の覇権は永遠には続かない。人が人とつながりたいと思う欲求が完全に満たされる事も無い。栄枯盛衰、諸行無常ですな。

もう一つ注目したい点、それは「SNS疲れ」。多くの人が経験しているこの現象は、人工的に作られたつながり方にいびつな所があるため、人間の持つリズムやキャパシティーを超えて情報が流れこんできたり、文字などに限定された表現手段によるストレスが原因。そもそも、人が人とつながりたいと感じるのはなぜでしょうね。群れを作る動物だからかな。そして、正常に群れを形成するために必要な本能として、つながりたいと感じるけれど、正常な群れの形成の妨げになるようなつながり方ならいらんってことなのか。

色々と SNSについて考えてみたけれど、結局筆者は、業務外での SNS は随分前にやめました。特にないと困るわけでもなし。音声電話でも十分。なんなら手紙でもいい。実際にはしないけど、手紙でのやりとりってなんだか贅沢でいい感じじゃないかなって思うのです。

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